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菊川恵信
お彼岸は、春分の日と秋分の日を中日とする前後三日間の合計七日間をいいます。「彼岸」とは「到彼岸」のことで、梵語でパーラミッタ(波羅蜜)といい、生死の苦しみに迷う「此岸」から、悟りの世界である「彼岸」に至るという意味があります。また、波羅蜜は「六波羅蜜」といって、悟りの世界への具体的な道を教えてくれています。平たく言えば、お彼岸の一週間は先祖供養と共に仏教強化週間ともいえるでしょう。 仏教の世界では陽が真西に沈むこの頃に先祖供養を行う信仰があります。古くは中国の僧侶・善導大師(六一三年~六八一年)の『観経疏』によれば、 「春秋二際、日正しく東に出でて西に没む。弥陀仏国は日没の処に当る。」 と記されていることから、少なくとも1300年~1400年前には春と秋に西方極楽世界に心を寄せる「彼岸供養」の素地があったようです。 ※善導大師…中国浄土教の高僧、師は道綽(天台系) 日本において彼岸会は、平安時代にはすでに行われていたようです。浄土教という教えが興隆すると共に現在の彼岸会の形へと整えられていったようです。 ご先祖さまを思う慎ましい心を大切にしつつ仏教の縁を身近に感じられる彼岸会を私も僧侶として、また檀信徒の皆様方も親・子・孫へと伝えていかなければなりません。
毎年恒例の教区研修会が令和7年8月29日久留米ニュープラザホテルにて執り行われた。75名ほどの参加があり盛会であった。
第1講は「子供の人権」という演題で真宗大谷派 光源寺住職 十時文雄師にご講義いただいた。小学生や中学生内での友達としての付き合い方、いじめに遭っている子供たちが出しているSOSを民生委員としてどう受け止めるか。いち早く対応出来るかということや、子供たちと共にひまわりを育てその種を風船に手紙を添えて付けて飛ばし、たくさんの方々と子供たちについて交流しながら子育ての応援をしていくお話をしていただきました。
第2講は「多様化する供養とお墓のかたち」という演題で礼拝空間デザイン室「TUNAGU」代表森口純一氏にご講義いただいた。最近の葬儀、供養、埋葬のかたちは多岐にわたり、多様化することで、寺院側といても様々な対応をしていかなければならないことを教わりました。
第3講は「災害時における自主避難のポイントセミナー」という演題でMS&ADインターリスク総研株式会社主任コンサルタント藤田草史朗氏ご講義いただいた。最近の地震や豪雨など甚大な被害が多発する中、寺院側といても様々な対応をしていかなければならないことを教わりました。
令和7年2月25日太宰府天満宮本殿に於いて菅原道眞公御神前法要が勤修された。2月25日は道眞公の祥月命日にあたり、毎年九州教区の各部内寺院にて法要を勤修している。今年は法儀声明研究会の会員が担当し十数名の僧侶が参集した。仮本殿の天満宮にはたくさんの国内外の参拝客で賑わう中たくさんの参拝者の姿に道眞公がお喜びになられているかのようであった。
コロナ禍が収束したくさんの参拝客で賑わう中、教学布教研究所川口一道師の導師の元、厳かに光明供錫杖法要が執り行われました。参拝に来られている方々もお参りの手を止め、その法要の厳かな音色に心を奪われているかのようであった。
令和6年10月20日新上五島町荒川郷において伝教大師像建立5周年記念法要を厳修いたしました。
毎年させていただいておりますが、今年で5回目になりました。天候も荒れ模様でしたが、法要を始める頃には雲も晴れ、秋のちょっと強めの爽やかな風が私たちを包み清々しい法要となりました。大般若理趣分法要を厳修し、参詣された荒川郷の方々にお加持し、皆の健康と安穏を御祈願いたしました。
5周年記念法要にあわせ町制20周年記念シンポジウムとして、一隅を照らす運動大会を開催しました。記念講演として三千院門跡門主小堀光實大僧正にお越しいただき「寄り添う心は尊し〜」という演題で講演していただきました。第2講として高橋弘一氏による講演、清興として上五島神楽保存会の皆様による舞の奉納がなされ300名ほどの聴衆の方々を魅了していました。
天台宗九州西教区宗務所長 嘉瀬慶文
謹 啓
教区内諸大徳の皆様には平素より教区行事に御協力賜り、誠にありがとうございます。
新型コロナウィルスは第5類になり全国的に様々なイベントが活発に行われるようになりました。
当教区といたしましても状況を見ながら安心して行事が行えるように取り組んでいく所存です。合掌
行事予定
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