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山下亮恂
2月は1年で一番日数が少ない日であり、節分の時期でもあります。
そもそも「節分」とは四季を分ける節目のことで、本来は季節の始まりである立春、立夏、立秋、立冬の「前日」を指す言葉でした。ただ、このうち春の始まりを表す「立春の前日」だけが「節分の日」として残って一般化しています。
昔から季節の節目は邪気が忍び込みやすく災いが生じやすい時とされ、心身を清める日とされていました。そのため、天台宗の多くの寺院では、節分会において、護摩供や大般若経転読会の法要を行います。
『大般若経』は、『西遊記』で有名な唐の三蔵法師である、玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)が、17年の歳月をかけて、インドより唐の国に経をもって帰られ、それを漢訳されたお経のことです。
その巻数は600巻、字数は6億4,000万字にもなるので、その経典を通読することはとても大変です。そのため、僧侶達が一斉に大声で読誦し、扇を広げるがごとく経本を空中にかざして転読します。この転読の際におこる風を「梵風」と言い、その風に当たることで、無病息災になるといわれております。
『大般若経』は「空」を説く大乗経典とされており、この経を供養するものは般若守護の十六善神によって常に護持されるといわれています。
令和6年10月20日新上五島町荒川郷において伝教大師像建立5周年記念法要を厳修いたしました。
毎年させていただいておりますが、今年で5回目になりました。天候も荒れ模様でしたが、法要を始める頃には雲も晴れ、秋のちょっと強めの爽やかな風が私たちを包み清々しい法要となりました。大般若理趣分法要を厳修し、参詣された荒川郷の方々にお加持し、皆の健康と安穏を御祈願いたしました。
5周年記念法要にあわせ町制20周年記念シンポジウムとして、一隅を照らす運動大会を開催しました。記念講演として三千院門跡門主小堀光實大僧正にお越しいただき「寄り添う心は尊し〜」という演題で講演していただきました。第2講として高橋弘一氏による講演、清興として上五島神楽保存会の皆様による舞の奉納がなされ300名ほどの聴衆の方々を魅了していました。
令和6年2月21日太宰府天満宮本殿に於いて菅原道眞公御神前法要が勤修された。2月25日は道眞公の祥月命日にあたり、毎年九州教区の各部内寺院にて法要を勤修している。今年はスケジュールの都合スケジュールの都合にて21日に肥前西部、対馬部の寺院が担当し十数名の僧侶が参集した。仮本殿の天満宮はあいにくの雨空で2月の厳しい寒さが身にしみたが、コロナ禍を乗り越えたくさんの参拝者の姿に道眞公がお喜びになられているかのようであった。
コロナ禍が収束したくさんの参拝客で賑わう中、願福寺今泉好正前教区議会議長の導師の元、厳かに法華三昧法要が執り行われました。参拝に来られている方々もお参りの手を止め、その法要の厳かな音色に心を奪われているかのようであった。
天台宗九州西教区宗務所長 嘉瀬慶文
謹 啓
教区内諸大徳の皆様には平素より教区行事に御協力賜り、誠にありがとうございます。
新型コロナウィルスは第5類になり全国的に様々なイベントが活発に行われるようになりました。
当教区といたしましても状況を見ながら安心して行事が行えるように取り組んでいく所存です。合掌
行事予定
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