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井上 亮尚
令和6年も後半に差し掛かりました。今年は辰年、十二支の中で唯一、想像上の動物となります。神秘的で不思議な存在であり、特に中国や日本においては崇拝・畏敬の対象となっています。また仏教とも深い関係性があります。纏わる話は多数ありますが、有名な例と言えば、お釈迦さまがお生まれになったときに天の龍が甘露の雨を降らせたとされています。
これが4/8の花まつりの際に甘茶を注ぐという形となり、現代でも継承されています。
インド由来で、サンスクリット語の『ナーガ』が起源だと云われています。ブッタガヤで悟りを得ようと瞑想するお釈迦さまを七つの首を持つナーガ(龍)がその首を上げ背中から覆い、お釈迦さまを風雨から護ったという「ムチリンダ龍王」という有名な説話があります。以上のことから、仏教での龍は簡潔に言うとお釈迦様の教化により感化され、以来仏法を守護する存在だと位置付けられています。法華経には「八大龍王」といった面々がおられたりと、多くの経典に出てきます。
目に見える形として寺院の建造物には多く龍の彫刻がなされています。仏法とそれを信仰するすべての人々を護ることを意味していると考えられます。これは寺院限らず神社等でも目にすることができ、同等の意味合いがあると思います。
視点を変えてみましょう。我々日本人は想像上の動物である龍を存在を何となく理解している面があると思います。それは日本人特有の価値観と大いに関わってきます。まず農耕民族である日本人の自然に対する畏敬の感情―稲作の豊穣神や天候を司る神として龍は古来より信仰されており、また「神仏習合」といった独自の信仰観も相まって神格化はされているものの畏れながらも身近に感じることのできる存在ではないでしょうか。
古来、自然のエネルギーや気そのものである龍。戒め・警鐘を与える存在でもありますが、自然からなる恵みを与えてくれる存在です。「逆鱗」に触れることのないよう、自然への敬意・感謝を忘れずに日々を過ごしていきたいものです。
令和5年10月22日新上五島町荒川郷において伝教大師像建立4周年記念法要を厳修いたしました。
4周年記念法要にあわせ一隅を照らす運動九州西大会を開催しました。記念講演として伝教大師の御教えを唱える〜詠讃道ご詠歌〜という演題で九州西地方本部より山下隆源本山助講師、脇山正舜本山助講師、一番ヶ瀬地方本部長にお越しいただき講演していただきました。
令和6年2月21日太宰府天満宮本殿に於いて菅原道眞公御神前法要が勤修された。2月25日は道眞公の祥月命日にあたり、毎年九州教区の各部内寺院にて法要を勤修している。今年はスケジュールの都合スケジュールの都合にて21日に肥前西部、対馬部の寺院が担当し十数名の僧侶が参集した。仮本殿の天満宮はあいにくの雨空で2月の厳しい寒さが身にしみたが、コロナ禍を乗り越えたくさんの参拝者の姿に道眞公がお喜びになられているかのようであった。
コロナ禍が収束したくさんの参拝客で賑わう中、願福寺今泉好正前教区議会議長の導師の元、厳かに法華三昧法要が執り行われました。参拝に来られている方々もお参りの手を止め、その法要の厳かな音色に心を奪われているかのようであった。
天台宗九州西教区宗務所長 嘉瀬慶文
謹 啓
教区内諸大徳の皆様には平素より教区行事に御協力賜り、誠にありがとうございます。
新型コロナウィルスは第5類になり全国的に様々なイベントが活発に行われるようになりました。
当教区といたしましても状況を見ながら安心して行事が行えるように取り組んでいく所存です。合掌
行事予定
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