熊本地震物故者一周忌追悼法要


平成29年4月19日阿蘇西厳殿寺において熊本地震物故者一周忌追悼法要並びに熊本復興祈願法要が厳かに修されました。


会場の西厳殿寺は被災された寺院。1年が経ち、かなり修復されたが、まだまだ傷跡が残っているところもある。そんな中で九州西教区の寺院30ヶ寺程が随喜に集い、檀信徒も参詣いただきたくさんの方で賑わった。


一周忌追悼法要では随喜の方々も声を合わせ、復興祈願法要では会場全員で合掌をし、1日でも早く熊本が復興できるように。と心を合わせた。

法要後、導師を勤めた嘉瀬所長より、「本日はたくさんの方々にお参りいただきましてありがとうございました。熊本地震が起きて一年が経ちました。私たちは災害対策本部にならって九州西教区災害対策本部を立ち上げ、現地の声を聞いて今、何が必要なのか?どれくらい必要なのか?を根本理念に小さい規模ですが活動してまいりました。被災寺院でもあり、この法要の会場でもある西厳殿寺の鷲岡住職が率先して現地を駆け回り、地元の声をたくさん聞いて我々に届けてくださいました。おかげで速やかに活動ができました。ひとえに鷲岡住職、それを支えた寺族のみなさま、そして今日もお越しくださっている檀信徒の皆々様のおかげと深く感謝いたします。すべてが復興できるのにはまだまだ時間がかかります。我々も今後も活動を継続して参る所存でございます。」と挨拶された。

来賓でご臨席賜った天台宗災害対策本部副本部長で延暦寺執行の小堀光實師は「阿蘇の山並みを車で通った際に、震災の凄まじい傷跡がありありと残り、我々にも、その凄さが伝わって参りました。本来は本部長がここに来るべきでございましたが、公務の為、私が本部長の代わりに馳せ参じました。一年が経ちこの西厳殿寺で九州西教区諸大徳ご出仕の元、厳かに一周忌法要、復興祈願法要が執り行われたことはとても素晴らしく、意義のあるものだと存じます。これからも宗をあげて、何かお手伝いできることがございましたら喜んでさせていただく所存でございます」と述べられていた。


式典では天台宗災害対策本部事務総長で天台宗参務総務部長の阿部昌宏師より、阿蘇市宮川清喜市長と南阿蘇村吉良清一村長へ寄託金100万円寄贈された。


西厳殿寺住職鷲岡師より「一年が経ち、もう一年か。と言う気持ちと、まだ一年か。という気持ちが入り乱れて複雑な気持ちでございます。当寺も本坊は復旧していますが、奥の院は何も手つかずの状態で、いつ復興できるかもわからない状況です。ですが、一歩一歩前に進んでいく所存です。どうぞこれからもご支援、ご協力をお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。」と深く感謝されていた。


西厳殿寺の檀信徒さんたちも喜びながら法要の幕を閉じた。

熊本地震物故者一周忌追悼法要並復興祈願法要之攸
差定
調聲  教区所長    嘉瀬慶文   権僧正  
始経  熊本部代表   作村尚範   権僧正
            今村憲照   権大僧正
            高倉清哲   権大僧正
            今泉好正   僧 正
            一番ヶ瀬順海 大僧都
            大森成順   大僧都
            皆木寂俊   大僧都
            山下亮秀   権大僧都
            倉永円竜   僧 都
            農守良範   権少僧都
会行事         吉田敦晃
承仕          本田豪祐
            菊川恵信

角本尚雄師天台宗参務退任慰労会

日を同じくして4月19日熊本のホテルにて天台宗参務社会部長を退任された角本尚雄師の退任慰労会をたくさんの方々がお越しになられて、和やかに開催された。