平成二十八年度教区研修会

平成28年8月26日に久留米市にあるホテルニュープラザにて教区研修会が行われました。
毎年恒例ながら参加者は83名にものぼり、会の盛会さがうかがえた。開式の辞の後に法楽をお勤めいたしました。導師は宗務所長が勤め、ご詠歌の奉納を山下本山助講師が勤め厳かな雰囲気に包まれた。

 
法楽の後、甘井宗務所長より「皆様こんにちは。本日は暑い中お集まりいただきましてありがとうございます。非常に暑いですね。昨日は久留米市は日本一暑い場所になりました。またお盆は皆様お疲れ様でございました。とてもご苦労があったことと思います。さて、本日は年に一度の教区研修会にお集まりいただきました。天台宗の僧侶は研修会に参加する義務があります。遠くは対馬よりお越しいただきました。午前中は宗務庁の人権啓発課より松岡課長にお越しいただきまして人権啓発についてのお話、午後は東京教区より阿純章師をお招きしてぼっち仏教考について、第三講は講義ではなく皆様にご心配をおかけいたしました熊本地震の災害対策本部の報告会を行います。その後懇親会を予定しておりますので、皆様どうぞ最後までお残りいただきまして懇親会にてさらに懇親を深めていただきたく思います。長丁場になりますがどうぞよろしくお願いいたします。」と挨拶された。


第一講は人権啓発より「天台宗の人権啓発の取り組みについて」という演目で天台宗務庁人権啓発課課長の松岡順海師にお越しいただき、人権啓発課としての取り組みや対応時の言葉の選び方など職務の中で培った経験を元に楽しくお話しいただきました。


第二講は東京教区円融寺の住職である、阿純章師より「ぼっち仏教考~[ひとりぼっちが拓くこれからの仏教]」という演題で講義いただきました。阿師はもともとアンチ仏教という立場からなぜアンチ仏教なのかその理由を求め仏教を勉強していくうちに仏教にハマりどんどん深めていった自分の経緯を元に今現在のお寺のあり方について深く疑問を抱き、独学ながら自坊をフル開放して様々なイベントを企画運営し一人ぼっちが集まるととても大きい縁になることや、自費出版の冊子を作成し無料配布することでいろんな人にその活動を知ってもらったり、と、スライドショーを用いて私たちにわかりやすくその活動内容や意義を講義していただきました。

平成二十八年熊本地震九州西教区災害対策本部報告会


第三講は講義ではなく先日4月14日、16日に九州で起きた未曾有の災害「熊本地震」で被害を受けた各寺院、各地に対して当教区は「天台宗九州西教区災害対策本部」を立ち上げ微力ながら災害救援活動、支援活動を行ってまいりましたので、その義援金の収支や活動報告、今の現状を各部所の担当の者に説明、報告をしていただきました。災害対策本部庁の甘井所長は「このような大きな地震が連続で起こることは初めてで私も何をしたら良いか戸惑いましたが皆様の協力により本部を立ち上げ、佛青の皆様をはじめたくさんの方に現地に足を運んでもらい活動ができましたこと心より感謝申し上げます。まだこれからも支援が必要ですので引き続きよろしくお願いいたします。」と述べられていた。


まずは被災地代表として熊本部主事の作村師より被害状況や、地元の声、各寺院の対応、実際の声などを作村師がご自身の足で回って聞いてこられた感想を述べ、教区の災害対策本部の素早い設置による活動にとても感謝していることを伝えられた。

次に対策本部の総務嘉瀬師より全国よりたくさんの義援金をいただき、とても感謝していることや、その義援金は全て被災した熊本の寺院の復興支援金として送ったこと、また、教区内の義援金は教区内外の活動支援金に使っていることを報告され、これからもまだ復興支援が続くことから、引き続き義援金のお願いをされていた。

 
被災寺院代表として西巌殿寺の鷲岡師より今までの活動報告や内容、今でも車中で生活をされている方や全壊認定された家で寝泊まりをされている方、避難所で生活されている方も9月いっぱいで避難所が閉鎖されてしまう状況など、まだまだ被災地は終結していないことを体験を交えながら話されていた。

天台宗保育連盟全国大会


翌日には福岡市グリーンホテルにて天台宗保育連盟全国大会が行われました。全国の保育士の先生方やご住職方が玄清法流の琵琶の講義を受けその後は露の団姫師による落語を聞き、のちに団姫さんの旦那さんとご夫婦で子育てについて保育所に預ける親としての立場や新米の親としての立場での子育ての大変さや難しさなどを楽しくお話しいただきました。