平成二十八年熊本地震物故者四十九日追悼法要

平成28年5月31日に熊本県にある木原不動尊長寿寺に於いて熊本地震で亡くなられた方々の四十九日法要が執り行われた。

会場は被災された木原不動尊本堂。外陣の根太が歪み畳はブカブカしたままだ。正面の焼香台の下の大理石は割れて下に落ち込んでいる。


午後2時より厳修された追悼法要。調整は九州西教区副所長が勤め、各部内主事出仕の元厳かに執り行われた。


また、教区内23名、教区外2名の随喜僧と12名の寺庭婦人が相集い、長寿寺の信者も10名程参詣された。


また来賓に天台宗参務法人部長の長山慈信師をはじめ、道興会の大川師、百済師、村上師等4名のご臨席を賜り、また教区内からは藤宗議会議員をはじめ大興善寺大僧正、被災寺院代表として延寿寺大僧正等4名のご臨席を賜りました。

調声:教区副所長   中村博信  
始経:熊本部主事   作村尚範
   一隅事務局長  国崎一潔
銅饒:柳川部主事   中川原照寛 
讃頭:久留米部主事  高木亮順
   対馬部主事   本堀智宏  
讃頭:肥前東部主事  一番ヶ瀬順海
   筑前部主事   大森成順  
銅鈸:肥前西部副主事 倉永円竜   
会行事:教務主任   吉田敦晃 
承 仕:       本田豪祐 菊川恵信
司 会:財務主任   嘉瀬慶文 
道場係:       矢野晶洋 山下亮秀 光本馨寿
写真係:庶務主任   鷲谷順照
会 場:       木原不動尊 長寿寺

献香


法要も佳境に入り、寺庭婦人の方々のご詠歌の奉詠がなされ、その間焼香をいたしました。まず代表焼香で法人部長と被災寺院代表延寿寺様。
その後来賓の方々から随喜の方々、檀信徒の方が済ませ、最後に寺庭の方が焼香をいたしました。


法要が終わり、調声の副所長より「本日ここに物故者追悼法要厳修にあたり、教区内の御寺院様、寺庭婦人の皆様、また天台宗務庁より法人部長様、道興会の皆様、檀信徒の皆様にお忙しい中御随喜賜りまして誠にありがとうございました。御礼申し上げます。ご承知の通り、去る四月十四日及び十六日の地震により、熊本県を始めとしてたくさんの方が尊い命を落とされ、たくさんの方が住まいを無くし甚大な被害を受けております。当教区の寺院も熊本部を中心に深刻な被害を受けております。震災が起きてからは全国各地の天台宗の寺院を始めとして各教区や各種団体の皆々様から暖かいご支援ご助力をいただき誠にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。また被災寺院の援助や地域へのボランティアとして全国仏青の皆様や防災士協議会の皆様が多数熊本にお越しいただいております。
これからも地域を始めとする被災寺院の復興に向けて息の長い援助が必要になってくると存じますので、これからも今まで同様のご支援ご助力を賜りたく衷心よりお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。」と法務で出仕出来なかった所長のお言葉を述べられていた。

また天台宗を代表して法人部長よりご挨拶をいただきました。「本来なら宗務総長が出まして親しく皆様にご挨拶し、追悼の法要に参列するべきですが、公務の為私が代理を務めさせていただきます。四十九日は早いと申しますが、皆様方におかれましてはまさに時が止まったように感じていることと存じます。十七年前に起こりました阪神大震災の時に、私の盟友が、瓦礫の下に埋もれている時に妻の手を取り、瓦礫の中でだんだんと体温が下がっていくのがわかった時のように、今まさにそれ以上の災害に見舞われていることだと存じます。またこの地震に際し、九州西教区の皆様の行動、支援の早さに、一宗も動かされたということでございます。これからは心のケアを中心に活動していくとこと存じます。また本山でも熊本地震物故者への追悼法要ならびに復興祈願法要を行っているところでございます。これからも引き続き九州西教区への支援を継続し、また教区の皆様も引き続き活動していただきたく存じます。と仰られた。
また被災寺院代表の延寿寺大僧正から「私も80を超えておりますが、このような震災は初めてで、車に寝泊まりを三十日以上してまいりました。おかげさまでエコノミー症候群一日手前まで来てしまいました。本日はこのようにたくさんの方にお集まりいただいてありがとうございました。熊本部寺院は15ケ寺ありますが、大小被害が様々ですが全ヶ寺被災しております。また地震のおかげで地域全体が、近所の親族がお互いに協力し合い家族間の絆、地域の絆が強くなりました。私事ですが、孫が高校に入学しましたが、地震のおかげで1ヶ月ほど休校し、五月中旬から再開されました。もちろん校舎が危険ですので、大きなビニルハウスで授業を受けています。これからはそういった方々への心のケアが必要です。お金だけではなく、心のケアが大事になってきます。皆様どうぞよろしくお願いいたします。と被災地の声を届けていただいた。


沢山の方々にお集まりいただき、追悼法要は盛会に幕を閉じた。