教区研修会

開講式と法楽

所長の挨拶

平成27年8月26日に久留米市にあるホテルニュープラザにて九州西教区研修会が行われました。
25日に台風15号が九州を縦断、各地に被害や通行止めが起きていましたが、73名の参加者が集い自己研鑽に勤めました。

開式之辞の後、宗務所長の御導師の下、法楽がお務めされました。会場全員でお経を唱え、全員で伝教大師の宝号を唱えると正面にお祀りしているお大師様が少し喜んでいる様に見えました。
法楽の後、宗務所長の甘井亮淳よりご挨拶。「本日は台風一過の大変な時にお集まりいただきましてありがとうございます。せっかくお越し下さいましたので最後まで研鑽に勤めていただきたく存じます。私も最後まで楽しみに研鑽させていただきます。」と述べられていた。

人権啓発研修、第1講「水俣病のいま」


人権啓発研修の一環として、教区研修会の第1講に組み込み、日本各地で現実に起こっている問題、人権差別や公害、病気。その専門分野の先生から講義をしていただくのが、この人権啓発研修です。今回は「水俣病のいま」と題して水俣病センター相思社、葛西伸夫氏により水俣地区で起きた水俣病の起きた原因や症状、今の現状やこれからの私たちの務めをモニターを使って分かりやすく説明していただき、未だに水俣病の傷跡は癒えていない現状を知り、改めて考えさせられる講義でした。

第2講「今後起こりうる災害に備えて〜災害時における寺院の役割〜」

昼食の後第2講がはじまりました。昼食を摂ったこの時間は。。。ですが、先日台風が来た事もあり、食後の睡魔はどこへやら。という内容でした。講師はAMDAパートナーシップ推進戦略局 国内災害担当 山崎希氏にしていただきました。山崎氏は講演するよりも、我先に災害地に駆け出して陣頭指揮を取る方と自己紹介で述べられておりましたが、講義も非常に分かりやすく、これからの災害時には寺院として、僧侶として様々な事が出来る事を東日本大震災を教訓にご教授していただきました。

第3講「十三佛について」

第3講は前大正大学学長である多田孝文師により私たち天台宗の供養の基礎である「十三佛について」御講義いただきました。遠くインドからやってきた十三の佛が日本に渡り、様々な意味を持つようになった経緯や歴史について短い時間の中で凝縮した講義をしていただき、受講している方々も質疑に熱心で予定の時間をオーバーする程でした。
やはり、十三佛は私たちにとって短かな存在であり、我々ももっと勉強したい。という思いがあふれた時間でした。

大法会事務局からの説明会と教区連絡

長い講義の後に天台宗参務総務部長の阿部師より今行われている「祖師先徳慶讚大法会」の説明会を短い時間の中でお話いただきました。先日教区役職員を集め説明会をしていただきましたが、一般寺院の皆様にも詳しい説明をしていただきたい。との所長の考えにより実現いたしました。阿部部長は「あと7年のうちに恵心僧都、相応和尚、伝教大師と御遠忌が続きます。皆様も1人1願、1人1行を実践し、天台宗が何をしてくれるか?ではなく、我々は天台宗に対して何が出来るのか?をもう一度問いかけて実践していただきたい!せっかくの偉大なる祖師方のお供養ができるこの機会を真摯に受け止めていただきたい。と熱く語られていました。

閉講式と講評

盛り沢山の講義を全て終え、教学布教研究所所長の高倉清哲師による講評がありました。「私が講評するなんてとても失礼な先生方ばかりの素晴らしい講義でした。今も終わっていない水俣病、これから起こりうる災害についての心得、実践、皆がもっと詳しく深めたい十三佛。あっと云う間の時間でした。これらを忘れずに明日から研鑽に務めていただきたい」と講評いただきました。
修了書授与に柳川部清水寺法嗣鍋島師が代表で戴き、その後、布教師会副会長の井上隆照師御導師の下法楽が行われ、盛会裏に研修会の幕を閉じた。

教区物故者慰霊法要


翌日に大善寺に於いて教区法要がおこなわれた。平成23年〜27年の教区寺院住職、副住職、法嗣、寺庭の慰霊法要で、沢山の寺族が参詣されそれぞれに思いを馳せながら香を献じた。
副所長の中村師による諷誦文を聞き、涙を流す遺族の方もいて、慰霊法要はしめやかに執り行なわれた。

教区物故者慰霊法要出仕者

宗務所長   大善寺  甘井亮順
宗務副所長  岩蔵寺  中村博信
教区議会議長 平仙寺  山下秀憲
主事会代表  安国寺  大森成順
教区議会議員 御井寺  甘井智照
教区議会議員 武蔵寺  井上隆照
肥前東部主事 妙覚院  一番ヶ瀬順海
社会主任   二階寺  吉田敦晃
書記     阿弥陀寺 矢野晶洋