平成30年度教区研修会

平成30年8月30日に久留米市ホテルニュープラザにおいて、平成30年度九州西教区研修会が行われた。台風の影響にもかかわらず80人の参加者で賑わう研修会となった。

開講式と西日本豪雨被災者追悼法要 

まずは吉田教学主任より開式の辞があり、後に法楽が執り行われた。別回向として西日本豪雨被災者追悼の回向文が読まれ、ご詠歌追善和讃が本荘院住職脇山師より奉詠され会場全員で念仏を唱え、被災被害者の御霊に捧げた。
本日はお暑い中お集まりいただきましてありがとうございます。今年は災害級の暑さで皆様もお盆やお施餓鬼等、ご苦労があったとこと思います。
そんな暗いニュースが多い中、明るいニュースがございました。当教区金乗院、現曼殊院御門主が別請竪儀竪義者に選ばれました。この大変な慶事に本山まで教区をあげて御随喜賜りますようお願い申し上げます。
別請竪儀に関しましては、大興善寺大僧正より後ほどご説明がございますので、改めて聞いていただけましたらと思います。
それでは今日一日有意義なひと時を過ごしていただければと存じます。ありがとうございました。と挨拶された。

第1講「私にもある差別の心」

第1講は人権啓発推進委員が担当され、熊本県曹洞宗地蔵院住職の荒木正昭師よりご講義いただいた。
荒木師は阪神大震災をきっかけにした様々なボランティア活動の経験をもとに子供達の人権について講義され、また人の値打ちは着ているものや肩書き、学歴などで決まってしまうことの誤りを説き、大人になると様々な色眼鏡で判断してしまうことの恐ろしさ、子供の純粋な心を持つ大切さを説かれた。

第2講「天台の密教について」

第2講は天台宗の密教について福島教区観音寺住職鈴木行賢師よりご講義いただいた。伝教大師の入唐求法より中国天台の教学と密教の教学や法華円教と密教の融合、さらには法華一乗と真言一乗に優劣はないと説かれ天台宗が円蜜一致に向かっていく歴史や慈覚大師、智証大師などの密教の方向性をわかりやすく丁寧にご講義いただいた。
また両曼荼羅を用い天台の密教が三部立になる様や不動明王信仰、灌頂などの経緯についても事細かにご講義いただいた。

第3講「運動発足50周年に向けて」

第3講は一隅を照らす運動50周年に向けて一隅を照らす運動総本部長である森定慈仁師よりご講義賜りました。50周年を間近に控え、今後一宗として、教区としてどのように進めていくか等心得についてお話しいただきました。


閉講式では肥前東部昌元寺法嗣今村智照師が代表で修了証を頂きました。

講評では教学布教研究所所長高倉清哲師より「第1講から人間の心について学び、つい本質を見逃してしまうことの恐ろしさを学び、第2講では天台宗の基礎である法華一乗を学び、とても素晴らしい講義内容だったと感じました。」と講評頂き、会は盛会に幕を閉じた。

第1講「私にもある差別の心」

第2講「天台の密教について」

第3講「発足50周年に向けて」