平成二十九年度檀信徒総会・研修会

檀信徒会総会

平成29年7月5日、6日に船小屋温泉ホテル樋口軒において天台宗九州西教区檀信徒会総会・研修会が行われた。参加者は教区内僧侶も合わせて100名を超え、会の盛会さがうかがえた。

開式の辞を会長である肥前西部岩蔵寺の光岡氏より発せられ、事務局長の国崎師の進行で法楽及び総会が進められた。

法楽は教区副所長で熊本部聖徳寺住職の作村師導師の元、檀信徒と参加していた住職たちと全員でお勤めを執り行い、会場の雰囲気はとても荘厳なものになった。

法楽のあと作村師より「まずは、本年度4月12日より教区副所長に就任させていただきました、熊本部の作村です。どうぞよろしくお願い申し上げます。宗務所長の嘉瀬師が法務のため遅参いたしますので、代理でご挨拶させていただきます。本日は足元の悪い中この会に多数の方のご参加をいただき、誠にありがとうございます。本日は、総会と研修会が一緒になっていますので長丁場になるとおもいますが、楽しく、有意義な時間を過ごしていただければと存じます。また夜には懇親会を予定しておりますので、この機会に菩提寺の住職さまや近隣の方々との親睦を深めていただければと思います。どうぞ今日、明日と宜しくお願い致します」と挨拶された。

総会になり新しい会長に久留米部国分寺の吉田氏が就任され、新役員も発表された。また今年度から顧問職を新設され、顧問には宗務所長の嘉瀬師、宗議会議員の藤師、前会長の光岡しが就任された。新会長の吉田氏は「前会長の光岡さんのようにうまく立ち回ることはなかなかできないとは思いますが、在任中は精一杯務めさせていただく所存です。どうぞみなさま宜しくお願い致します」と挨拶をされた。

昼食をはさみ、祖山研修会報告と檀信徒寺院活動報告が行われた。祖山研修会報告は筑前部東明寺の総代が発表し、本山に登り、その景観に感動したこと、結縁勧請で座州猊下と手を合わせその厳かな雰囲気に仏を感じたことを自分が癌になりその中で一念発起して行った経験や癌と向き合って今ある命はいただいているものなんだ。と言う命のありがたさに気付かさせていただけた素晴らしい研修だった。と報告された。また檀信徒活動報告は肥前東部青松寺総代が発表し行事に合わせた活動、受付の手伝いや案内の送付、境内の草むしり、野菜のお供え等、自分たちでできることを進んで行っていき、意見があるときは世話人会を開いて住職に意見を聞いたもらい、お寺を少しずつ良くしていき、住職との絆を深めていくことがとても大切である。と報告された。

研修会

総会が終わり少しの休憩のあと、研修会が行われた。
第1講は浄土真宗大谷派の朝日寺(あさひてら)住職の浅井陽一師による演題「慈悲」の講演があった。
浅井師は冒頭に「無上甚深微妙の法は〜百千萬刧にも遭遇こと難し 我今見聞し受持することを得たり 願わくは如来の真実義を解したてまつらん〜」と天台宗で言う開経偈を言い、「私たち浄土真宗でもこの文句はお唱えいたします。お釈迦様の素晴らしい御教えをいただき、受持することができる幸せを感じることができすのは素晴らしいことです。」と述べ、自身の体験を交え、人と接するときは仏様のような慈悲の心を持ってすること、またみなさんそれぞれにその心があるということを、面白おかしくまた分かりやすく語られていた。

第2講は伝道師専門部より比叡山延暦寺副執行禅定院住職である水尾寂芳師による演題「みんなボサツ」の講演が行われた。
水尾師は演題の「みんなボサツ」の菩薩をなぜカタカナにしたかというと、その方がみなさまにより親しみやすく気軽に感じれると思いそのようにしました。と説明し、その後は授戒会の意義や結縁勧請の荘厳さ、大切さを法義に沿いながら分かりやすく説明をされていた。大切なのは「発心」でまずは思うこと、そして「授戒」授かった方々も時間が経てば忘れていき、根本を見失う。再度「授戒」を受けることは素晴らしいことであり、最初に感じたお釈迦様の御教えをまた肌で感じれる素晴らしい会なんですよ!と熱心に話され、檀信徒たちも大いに頷いていた。

研修会も終わり、宗務所長の嘉瀬師より「遅くなり大変申し訳ありませんでした。また最後までたくさんの方々が残り、嬉しく思います。私事ではございますが、この度4月12日より宗務所長に任に就きました、嘉瀬でございます。どうぞよろしくお願いいたします。皆様のお顔を拝見いたしますと、とても元気で明るく活発に感じます。ぜひ今日の研修を糧として日々の生活を充実していただければと存じます。また水尾先生の講義にもありましたように、「授戒会」は私たち檀信徒にとってとても大切な仏教行事の一つです定員は600名先着です。この機会にぜひ授戒会にご参加ください。と挨拶し、国崎師より閉会の辞により盛会に幕を閉じた。また翌日の参拝研修は大雨のため中止になった。